

医師紹介
院 長

大寳(勝目)あさ子
Asako Otakara-Katsume
略 歴
- 平成13年 … 関西医科大学卒業
- 平成13年 … 京都府立医科大学附属病院内科研修医
- 平成15年 … 舞鶴医療センター内科レジデント
- 平成17年 … 京都府立医科大学大学院
- 平成21年 … 京都府立医科大学循環器内科病院助教
- 平成26年 … 勝目医院
- 平成30年 … 現職
資格等
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本循環器学会 循環器専門医
- 日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション指導士
- 日本医師会認定産業医

創立者

勝目 紘
Hiroshi Katsume
創立者 勝目 紘は‘良質の医療の提供’という信念をもって平成4年に勝目医院を開院しました。
以来、これまでに地域の方々をはじめとし、多くの方々を診療してまいりました。学校心臓検診に長きにわたり携わり、また京都循環器医会の立ち上げにも奔走いたしました。平成30年6月死去。
略 歴
- 昭和42年 … 京都府立医科大学卒業
- 昭和49年 … 京都府立医科大学第二内科助手
- 昭和54年 … 京都府立医科大学第二内科講師
- 平成元年 … 京都府立医科大学第二内科助教授
- 平成4年 … 勝目医院開設

当院は1992年の設立から2025年で33年を迎えました。
創立者である父 勝目紘は長年京都府立医科大学にて教育、診療、研究に取り組んだのち、良質の医療の提供をモットーに、日本庭園が望めるこの場所に開業をいたしました。その後も診療に心血を注ぐとともに、心臓健診や医師会活動も含めさまざまな面から医療に向き合ってまいりました。京都循環器医会の立ち上げにも奔走し、初代会長として職責を果たしました。
2018年に急な病にて他界、私はそれを前後して当院の診療全般を担うこととなり、はや7年が経過いたしました。
私は2001年に関西医科大学を卒業、その後京都府立医科大学第2内科に入局し、研修医としての2年間の勤務を経て国立舞鶴病院(現 舞鶴医療センター)に勤務、多くの急性慢性疾患を経験しました。京都府立医科大学大学院では動脈硬化についての基礎研究を行ったのち、病院助教として大学病院での診療に従事、出産などを機に非常勤勤務となったのち、2014年、当院に心臓リハビリテーションを立ち上げるべく、当院の診療に関わることになりました。
父の診療を間近で目の当たりにすることができ、父の、進歩する医学に対し、常に知識をアップデートする姿、それを患者さんに還元していく姿、誰に対しても‘的確な診療’を提供を心がける姿、など非常に大きな学びを得ました。
現在、大切にしているのは、ていねいに話を聞いた上で、的確な判断に基づき真摯な治療へつなげる診療です。どのような症状が、どんな時に生じるのか、ご家族の話も含め、しっかりとお話を伺うこと、また現在の状況や必要な検査、治療につき、きっちりと説明をすること、そしてご理解をいただくことです。些細なことでも相談しようと思っていただける関係性にも心を注いでいます。
循環器疾患は予防医療の側面も多く、血圧やコレステロール値、血糖値の変動に症状はほとんど伴いません。なぜ治療を必要とするのか、どういった値を目標にするのか、ご理解をいただいた上で、治療を進めていきたいと考えています。また発症した心疾患については‘上手な付き合い’が元気に過ごす秘訣です。心疾患は急な変化を生じやすいことも間違いありませんが、できるだけそうならないように、当院診療所内の皆で目を光らせています。パンデミックと言われる心不全も同じように、悪化のサインを見逃さない、患者さんにも自分で気づけるように気をつけていただきたい症状の変化、をご理解いただくように努めています。特に心臓リハビリテーションでは、心疾患の方々が運動療法を通して、ご自身の可能性を狭めることなく、新たな希望を持っていただけるようにと考えています。
当院だけでは解決できない疾患も多くあり、近隣の病院、医院との連携を密にし、必要に応じてご紹介をさせていただくようにしています。また介護の必要な方々には、介護保険申請についての助言や介護保険認定後はケアマネージャーさんや訪問看護師さん、理学療法士さん、の方々とも積極的に連携をとるようにしています。
ご通院中の方々や地域の方々が、体の不安、異変を感じた時に‘相談に行こう’と思えるよう、そして病気があってもなくてもその人らしく生きていけるよう、そっとサポートしたい、そんな気持ちで日々診療にあたっております。ぜひ、健診でのご指摘や気になる症状があればご相談ください。
2025年8月 大寳 あさ子